訪問看護
病気や障害をお持ちの方や、ケガ・高齢によりお体が不自由な方のお宅へ看護師が伺います。住みなれた環境の中で安全かつ快適に生活していただけるように、主治医の指示に沿って各種医療機関・介護関連施設との連携をはかり、ご家族の方と一緒にその方にあった看護・介護をお手伝いさせていただくサービスです。療養されている方のお宅へ伺うのは、専門の教育訓練を受けた看護師たちです。
ご利用いただける方
在宅で療養していらっしゃる方で、かかりつけの医師(主治医)から訪問看護サービスが必要と認められた方。(かかりつけの医師がいない場合でもご相談ください。)訪問看護を必要とされる方の状況に応じて、介護保険または医療保険の双方で対応させていただきます。
訪問看護サービスの内容
健康チェック
- 全身状態の観察(体温、脈拍、呼吸、血圧等の測定)
日常生活の支援
- 身体の清潔援助(全身清拭、入浴介助、洗髪、洗面、手・足浴、爪切り、口腔ケア、更衣等)
- 排泄に関する援助(トイレ介助、おむつ交換、浣腸等)
- 寝たきり、床ずれ予防、手当て(体位変換、床ずれの手当て、予防方法・手当てのアドバイス)
- 食事療法や栄養に関する相談、助言
- 療養環境整備等の相談、助言
- 終末期の看護
介護の相談・助言
- ご家族に対する看護・介護の方法の指導
- ご家族に対する精神的支援
- 介護保険、福祉サービス、介護用品に関する利用相談
- 生きがいのある生活作りへの相談、助言
訪問看護の時間は、週に1回~3回、1回30分~90分程度で、訪問が2時間を超える場合や保険の内容により、その都度相談をさせていただきます。
厚生労働大臣が定める16疾病及び、褥創(床ずれ)急性増悪期の場合は訪問限度回数はありません。
訪問介護
<主な内容>
身体介護
- 食事介護
- 入浴介助
- 排泄介助
- 清拭
- 部分浴
- 移動の介助
生活援助
- 買い物
- 調理
- 清掃・掃除
1.身体介護
(1)食事介護・・声かけ、準備、食事の姿勢の確保、見守り、摂食介助、歯磨き、服薬介助
(2)入浴介助・・入浴可否の判断、排泄の確認、脱衣介助、入浴介助、着衣介助、水分補給
(3)排泄介助・・ポータブルトイレ使用→ポータブルまでの移動・後始末、元の場所に戻る、ポータブルトイレの後始末とおむつの交換→物品準備、脱衣、陰部臀部の清拭あるいは洗浄、着衣、おむつの後始末
(4)清拭・・顔→首→上肢→胸、腹→背→下肢→陰部、臀部
(5)部分浴・・手浴→足浴→陰部浴→洗髪
(6)移乗、移動の介助・・室内、室外において、車イス、歩行器、杖、装身具等などによる移乗、移動の介助。
通院、外出時の介助
2.生活援助
(1)買い物・・訪問時に品物(食材を含む)を確認、訪問時持参
(2)調理・・朝、昼、夕食の準備、食後の後片付け、食器の収納
(3)掃除、洗濯・・居室の掃除、衣類の洗濯、洗濯物の乾燥と取り入れ
3.乗降介助・・通院のための乗降または降車の介助が中心の場合
4.その他
相談・・健康相談に関すること、関係機関との連絡、安全な生活の送り方